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理事長挨拶

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 社会福祉法人 桐生会
 理事長 伊 藤 邦 治

                                                               

 当法人の桐生会「桐生園」は、昭和56年11月に近傍に湖南アルプス山脈を望む自然環境の豊かな桐生の地に、事業用地も約8千坪の広大な敷地面積を有する中で、特別養護老人ホーム「桐生園」として発足しました。以来、時代の変遷とともに、地域福祉の拠点として、その需要と要望により応えられるよう、事業の拡張と内容の充実を図ってまいりました。

 平成2年には特別養護老人ホーム(定員100名)、ショートスティ(定員13名)、デイサービスセンター(標準型25名、痴呆型10名)、在宅介護支援センター、そして介護保険制度の開始とともに訪問介護センター、居宅介護支援事業所を順次開設いたしました。平成14年には、グループホーム(定員18名)、平成17年にはデイサービスセンターなのはな、あったかほーむ「なのはな」をオープン致しました。平成24年には、新たなニーズに対応するため44床のユニット型個室を増床し、滋賀県下でも有数の高齢者総合福祉施設として機能する運びとなり、現在では全体の職員数も約200人を超える体制となっております。

 高齢者福祉事業40年の歩みの中で、ご利用者お一人ずつの人間性を尊重し、やすらぎと生きがいのある生活が営まれるよう「心の介護」を実践するということを念頭に、住み慣れた地域や家庭で自立した生活ができるようサポートするとともに、地域社会との関わりを深め、家族介護者の方々の期待に応える高齢者総合福祉施設を目指すことを「桐生園」の基本理念とし、日々の良質な介護サービスの提供に努めているところであります。

 さて、改正福祉法のもとで更なる地域福祉の増進と社会福祉法人に対する地域貢献への事業拡張が求められる中で、新たな事業として平成30年4月、特別養護老人ホーム「夕照たまのうら」(全室ユニツト型定員60名)、ショートスティ(定員10名)を瀬田川沿いの風光明媚な夕照の地にオープンいたしました。新規施設の「夕照たまのうら」では当初から、全室ユニツト型に合った施設理念として「共に笑い、共に楽しみ、共に生きる」を掲げ、運営方針としては、「誰もが多様性を認め、個を尊重する」という精神のもと、多様な価値観や意見にも耳を傾け、そこから利用者にとっても「居心地の良い暮らしの場」を構築する事を根幹に施設運営をしているところであります。またこの度、おおつゴールドプラン2021における大津市施設整備計画において「夕照たまのうら」のユニツト型個室30床の増床が大津市より認められ、「夕照たまのうら」全体で100床規模となることで地域ニーズに少しでも応えることができるのではないかと考えております。

 高齢者総合福祉施設「桐生園」そして「夕照たまのうら」共に、「人を大切にする組織」即ち誰に対しても尊厳や人格を尊重する姿勢を基本に据え、利用者の方々はもとより、その家族の方々、スタッフそして関係する全ての人が、温かく居心地の良いと感じてもらえる福祉事業所でありたいと切に願っております。私ども桐生会は、地域の方々から愛され、利用者の皆さんやその家族方々から「利用したい」、そして桐生園、夕照たまのうらが「あって良かったよかった」と言っていただけるよう、役職員一同奮励努力して参る所存であります。何卒、今後ともご高配のほどよろしくお願い申し上げます。